O脚になる原因を前回よりも専門的に
解説していきます
O脚は中年以降の女性に多く見られ、膝痛の原因にもなっています。
そのO脚になる原因について解説していきます。
O脚とはどんな状態?(教科書的には)
O脚とは膝が外側を向いたガニ股になるような状態で、膝の内側が痛くなるケースが多いです。
一般的には加齢、体重増加、筋力低下により、膝関節の軟骨がすり減ったたために、関節がくの字に曲がってしまうと考えられています。
リハビリとしては、変形はしょうがないので、関節への負担を減らすために減量、筋力強化、サポーター、注射、痛み止めというのが実施されていきます。
しかし、これらは変形してしまった結果に対してそれをどう補っていくかということでしかありません。
そもそも、高齢で太っていても膝は何ともないという人もいます。年齢、体重、筋力は関係ありません。
なぜO脚になるのか?
膝は骨盤と足首につながっています。そのため、この上下の関節の影響を受けやすい位置にあります。
特に股関節につながっている太ももの骨、骨盤の影響が大きく膝の変形に関わっています。
上の絵では「足首が外を向くと…」とあり、膝が外を向く説明になっています。
これと同じように太ももの骨が外側に捻られても膝が外を向く方向に動きます。
腰掛けた状態で、自分の太ももを両手で掴んで外側に捻って見てください。膝が外を向くはずです。
このように、股関節の影響を受けやすいということです。
では、どうなると太ももの骨が外側に捻られるのか?
上半身が後ろ寄りの重心になる状態です。
こうなると腰が丸くなり、股関節が曲がって、膝が外を向きます。説明するとイメージしにくいかもしれませんが、典型的な膝の痛い中年以降の女性がガニ股で歩いている状態の完成です。
O脚の治すには
当然、膝だけを治療していてもO脚が改善するはずはありません。
O脚を作っている骨盤、股関節のゆがみを改善する必要があります。
そのためには、太ももの筋トレも、ダイエットも、ヒアルロン酸注射も必要ありません。
正しい姿勢で、正しく歩くこと。
見た目に綺麗な姿勢で座らないこと。
水中ウォーキングをやめること。
腹筋、背筋を鍛えるような体感トレーニングをやめること。
後は膝に直接治療しないで膝を治せる専門家のところに相談しましょう。
まとめ
膝に不安を抱えていて、体操や運動をされている方は今意識していることをまずはやめてみてください。
頑張りすぎが原因の場合が多いです。
体を楽にすれば体は楽になります。
頑張りすぎが膝を悪化させているかもしれません。