長時間立っていたり、歩いていると足の付け根が痛くなります。これって何?
この記事の目次
まず考えなくてはならないのはこの2つ
・変形性股関節症
・臼蓋形成不全
変形性股関節症とは?
一般的には股関節の軟骨がすり減ったり、変形したりする症状。
多くは加齢によって進行して行くもの。
その他に先天性股関節脱臼、先天性臼蓋不全、関節リウマチ、大腿骨頚部骨折によって変形して行くものがあると考えられています。
臼蓋形成不全とは?
乳児の時に検査で診断される病名です。
足の開きが悪いことがある程度なので、特に注意しなくても日常生活に問題はないとされています。
乳児の時に臼蓋形成不全と分かっても自然と治るとされています。
変形性股関節症も臼蓋形成不全もレントゲン検査で分かるとされていますが、レントゲンで異常があっても、なくてもこれ以外のことが原因かもしれません。
股関節が伸びてない
日常生活や体のくせからも伸びないことが多いのが実際です。
具体的に解説していきます。
①座っていることが多い
座るということは股関節が常に曲がるということです。デスクワークの方は常に伸びていない状態ということです。(仕事なので仕方ないですが)
②腰が反っている
腰が反っている方は座っている時だけではなく、立った状態でも股関節がわずかですが曲がった状態になっています。
③膝を曲げて歩いている
だらだら歩く人に多い。足を着地した際に膝が曲がっているということは、前足にしっかり体重が乗っていないため、股関節も伸びきらず曲がったままになっています。
股関節が伸びないとどうなる?
股関節を常に曲げているということは、その上下にある骨盤、膝に影響を与えるということです。
つまり、股関節が伸びきらない分の働きを骨盤と膝で代償しなければいけなくなります。
そうすると、骨盤につながる筋肉、膝につながる筋肉にその負担がかかって痛みにつながるということです。
まとめ
・日常生活では股関節を曲げていることが多い
・股関節を曲げている状態が長いので伸びにくくなってしまう
・股関節が伸びにくくなると、骨盤や膝につながる筋肉にその負担がかかって痛みが出てくる