「変形してますね。だから痛みが出ています」
「関節の隙間が狭くなっています。だから神経に触って痛いんです」
「軟骨がすり減ってます。だから骨と骨がぶつかり合って痛いんです」
多くのところでこのような説明を受けると思います。
患者さんは素人ですから、当然この説明を真に受けてしまいますが、そもそもこのような事実はありません。
もしこれらが事実であるならば、変形してる、隙間が狭くなってる、軟骨がすり減ってると診断を受けてから死ぬまで痛みは取れないはずです。
だって骨は変形したり、軟骨がすり減ったら元に戻ることはありませんから。
元に戻らないのに、調子がいい日があったり、いつの間にか良くなっていたりする。
なぜか?
骨の変形や軟骨のすり減りが痛みを出していないから。
痛みの原因は他にあるということ。
画像の状態だけで症状は判断できません。
これらの事実をあなたが認識することから治療は始まります。
なぜなら腰でも膝でも、股関節でも、あなたの痛みはあなた自身が作ってしまっているからです。
インフルエンザのような感染症なら感染することと、ウイルスが原因なので予防と薬で対処することになります。
しかし、慢性痛は感染症でも病気でもないので原因はあなた自身にあるという事です。
この悪くさせている原因をあなたが正しく理解する事。
理解することでどうすれば原因を改善できるかが見えてきます。
その上で良くするための施術をしていく。
あなたの症状に対しての考え方が変わる事が改善するためのスタートです。