膝が痛い時には安静?運動?どうすれば良い?
変形性膝関節症のような膝の痛みは、筋力をつけるように指導されます。
よく聞かれるのが、
「運動するように言われましたが、痛くても運動した方がいいんですか?それとも痛い時には安静にした方がいいんですか?」
どうしたらいいのかについて解説して行きます。
なぜ運動するように指導されるのか?
変形性膝関節症に限らず、膝の痛みは半月板損傷、靭帯損傷のように関節の組織が損傷されて痛くなると考えられているケースが多いです。
そのため、損傷した関節組織の負担を軽くするように筋トレや運動を指導されます。
痛くても運動したほうがいい?
痛みを我慢してまで運動をすることはありません。我慢して続けると悪化させてしまう可能性があります。
痛みがあると無意識的にも
「痛いことは避けよう」
というかばうような動作が出てきます。
このような不自然な動きが余計に負担をかけてしまいます。
痛くなく、実施することができる運動をするようにしましょう。
運動は何をした方がいい?
「筋トレするように言われて、この体操をするようにとやり方を練習したんですが、あまり気が進みません。やった方がいいですか?」
運動習慣がない人には、太ももの曲げ伸ばしの運動やスクワット、水中ウォーキング、ジムへ通って筋トレ・・・何をしたらいいのかが分からなくて困っている方も多いです。
当院ではウォーキングをするように指導をするだけです。
筋トレや水中ウォーキングをしている方の場合は、中止してもらいます。
ストレッチも指導しません。
その代わり、歩き方を練習します。
歩くと痛いのは、歩き方が足に負担をかける悪い歩き方をしているからです。
正しく歩ければ、それだけで膝の痛みは軽減します。
筋トレを一生懸命するのもいいですが、悪い歩き方を続けていれば、症状は改善しませんよね?
膝の痛みに悩まれている方は、歩き方に意識を向けてみたらいかがでしょうか?