脊柱管狭窄症の原因と対策
この記事の目次
右股関節から臀部、太ももの裏が痛くて歩くのも辛い
55歳、女性、Nさん
半年前に脊柱管狭窄症の診断。
2週間前より股関節から臀部の痛みを感じるようになり、最近太ももの裏側も痛くなってきたため整形を受診。脊柱管狭窄症が原因の症状と説明を受け、リハビリにも数日通ったが良くなると思えなかったために、当院を受診されました。
脊柱管狭窄症って?
脊柱管とは背骨の中で中枢神経が入っているトンネルの事を言います。
そのトンネルがいろいろな原因で狭くなることを脊柱管狭窄症と言われています。
脊柱管狭窄症の原因
・加齢
・椎間板ヘルニア
・背骨が変形してトゲ状になる
・背骨をつなぐ人体の肥厚
脊柱管狭窄症の症状
・腰が常に重い、痛い
・足がしびれる、感覚が鈍くなる、感覚異常
・歩いていると腰や足の症状が強くなり、休まないと歩けない。少し休むとまた歩けるようになる
・腰が丸くなる
初回の施術で股関節周りの痛みはほとんど取れた
まだ臀部から太ももの痛みがあり、歩くことへの不安感もありますが、股関節周りの痛みは気にならなくなったとのことでした。
体のゆがみで腰に負担がかかりすぎることが原因の脊柱管狭窄症
腰やお尻、足が痛い、しびれるという症状が出ますが、この原因は骨盤のゆがみ。
骨盤がゆがむからその上に立つ背骨もまっすぐでいられなくなってしまう。
何を治さないといけないか。症状ばかりではなく、原因や原因を作っている生活習慣に注目することです。
脊柱管狭窄症のポイント 2つ
1 腰を反らさない
脊柱管狭窄症の方は腰が曲がらないように、胸を反らせて正しい姿勢を意識している方が多いです。
でも、その意識している胸を反らせる姿勢が余計に腰を反らせてしまっています。
腰が反ると狭窄が強くなることと、腰回りが硬くなってしまいます。
2 歩く
歩くと症状が強く出ることが特徴なので、歩くことを控えてしまう方が多いですが、無理しない範囲で歩きましょう。安静にして良くなることはありません。
脊柱管狭窄症 原因と対策 まとめ
・手術しなくても生活習慣を見直すことで改善できる
・症状ではなく、原因に注目する
・腰を反らさない、歩く