股関節痛と腰痛の関係について解説します
股関節と腰の関係
腰と股関節は上半身と下半身をつなぐ部位であるため、密接な関係があります。
実際、股関節痛と腰痛を併発しているケースが非常に多いです。
股関節が原因の腰痛
腰痛を引き起こす原因の1つに股関節が原因の場合があります。
股関節脱臼や臼蓋形成不全があると骨盤のバランス、歩き方に影響が出て、腰に負担がかかることで腰痛が引き起こされてしまいます。
この場合の腰痛の特徴は、腰自体に原因があるわけではないため、腰の検査をしても異常がありませんし、腰に注射やマッサージをしてもすぐに戻ってしまいます。
腰が原因の股関節痛
何かの原因で腰に痛みがあることで股関節に痛みを引き起こすこともあります。
腰が痛みのために曲げ伸ばしができなければ、その負担をカバーするために股関節が大きく働くことになります。
また、腰痛のために腰を曲げながら歩いていれば、歩き方をおかしくなるので、股関節にかかる負担が大きくなることもあります。
この場合は、腰が原因の股関節痛ですので、腰の治療をすることで、股関節の状態も改善されていきます。
正しく座れていないことも股関節痛、腰痛の原因
普段生活していく中で座って過ごす時間が長いと思います。
座っている姿勢は股関節と腰に常に負担をかけているため、デスクワークの長い方は腰と股関節に痛みを引き起こしやすい状態にあると言えます。
どこかに痛みがあると、それをかばうために座る姿勢が悪くなってしまうため、ますます股関節痛と腰痛が悪化していってしまいます。
正しく座ることも股関節痛、腰痛を改善するために必要なことです。
ただし、見た目に良い姿勢と、身体に良い姿勢は違います。
これを理解できていないために、股関節痛と腰痛を悪化させてしまっている方が非常に多いです。
まとめ
・股関節痛の原因が腰痛からきている場合も多い
・座り方で股関節と腰にかかる負担が大きく変わる。正しく座ることが大事だが、奥の方が見た目に良い姿勢と、身体に良い姿勢を勘違いしている