股関節が痛くなるのは年齢、筋力、柔軟性、体重が原因ではありません
痛くなる原因を理解していますか?
股関節の治療をしていくに当たって大事なことは、痛みの原因を理解しているかということです。
本当に理解ができた上で治療を継続できていますか?
理解ができていないと本当の意味での根本的な治療にはなりません。
股関節痛の原因で代表的なもの
・変形性股関節症
・先天性股関節脱臼
・臼蓋形成不全
ですが、レントゲンで異常が見つからないケースも多いため、病院では原因不明と診断されることがほとんどです。
その場合、次に言われるのが、
・加齢
・体重
・筋力不足、柔軟性の低下
ということを言われてしまいます。
しかし、実際には若くても、太っていなくても、スポーツされている方でも股関節の痛みに悩まされている方がいますので、これらは痛みの原因ではありません。
当院が考える股関節痛の原因
股関節以外のことが原因で結果的に股関節に痛みが出ているということです。
1、立ち方、座り方、歩き方
無意識にしていることが実は負担をかけてしまっているということです。
左右前後に偏った立ち方になっていませんか?
横座りや女の子座りをしていませんか?
外出した際、周りに置いていかれませんか?歩き方がおかしいと言われたことはありませんか?
2、スポーツをしている
怪我で痛めてしまう場合と、競技の特徴によって使いすぎによる場合があります。
3、腰痛、坐骨神経痛、膝痛、足首の捻挫
これらがあるとその部分に負担をかけないようにするため、股関節にその分の負担がかかってしまいます。
股関節痛を治すには?
股関節が痛くても、痛みの原因は他にあります。
その原因にアプローチしないで、痛い部位に電気、マッサージ、ストレッチをしていてはいつまでたっても治りません。
痛い部位ではなく、上に書いた原因を改善していくにはどうしていくべきかを患者様と一緒に考え、改善していくことが根本的な治療です。
まとめ
・体重、筋力、柔軟性が痛みの原因ではありません。
・普段の生活の中に股関節の痛みを悪化させていくものが必ずありますので、これを改善していくこと