後頭部が痛くなる人の原因と対策
大きく分けて原因は2つ
・緊張性頭痛
・後頭神経痛
主にこの2つに分けられます。
その8割が緊張性頭痛だと考えています。
後頭神経痛とは?
名前の通り、頭の神経痛です。
症状の特徴
・後頭部にズキズキした痛みがある
・後頭部を触ると感覚が鈍いような感じがする
・後頭部だけでなく、耳の後ろにも痛みがある
・雨が降る前に痛みが出やすい
以上のように、頭痛とはいえ神経痛なので、坐骨神経痛などと似たような症状が出ることが特徴です。
後頭神経痛の治療は?
病院では痛み止めとブロック注射が行われるようですが、後頭神経を筋肉で圧迫することが痛みの原因のため、痛みをブロックしたとしても神経の圧迫が改善したわけではないので、また痛くなる方が多いようです。
自分でできる処置として試してほしいのが、冷やすこと。
痛いところを10分保冷剤で冷やしてみてください。意外と効果あります。
ただし、やってみて嫌な感じがしたらやめてください。
緊張性頭痛とは?
首回りの筋肉が緊張して血流が悪くなることが原因で起きる頭痛です。
頭痛の8割はこの緊張性頭痛だと考えています。
症状の特徴
・後頭部から頭全体が締め付けられるように痛い
・重だるいような圧迫感がある
・毎日のように頻繁に頭が痛くなる
緊張性頭痛の治療
応急処置として温めること。お風呂に入ると楽になる方は温めた方がいいです。
首や方周りのストレッチよりも歩くことが最もいい運動だと考えています。
当院ではどのような症状の方でも歩くことを自主トレとしてやっていただきます。
歩き方を練習してもらい、ウォーキング経験がある方でも5分から歩いてもらいます。
大事なのは歩き方です。
悪い歩き方ではいくら歩いても効果はありません。
良い歩き方を意識して歩くことで、短時間でも効果が出てくるからです。
後頭神経痛も緊張性頭痛も原因はゆがみ
なぜ神経を圧迫したり、筋肉が緊張するのか?
原因は普段の生活習慣、体の使い方、癖からくる体のゆがみだと考えています。
後頭部が痛くなる人の特徴的な姿勢として、
「顎が上がり、口が開いている」
この姿勢の方が多いです。
顎が上がると後頭部の筋肉が硬く緊張します。するとその下を通る後頭神経が圧迫されます。
そのため、後頭神経痛や緊張性頭痛になります。
まとめ
・冷やして楽になるなら後頭神経痛
・温めて楽ななるなら緊張性頭痛
・どちらも原因は生活習慣による筋肉の緊張、血管、神経へのストレス
・治療は生活習慣の改善と姿勢、ゆがみの改善