来院する9割以上の方は良い姿勢を意識している。良い姿勢の人が腰痛で来院する事実
「ネコ背にならないように意識しているのにいつも腰が痛い」
「なんで腰痛が良くならないの?」
この記事はネコ背にならないように背筋を伸ばして、良い姿勢を意識しているのに腰痛が良くならない方のために書きました。
この記事の目次
腰痛を悪化させるのが【背筋を伸ばした良い姿勢】
腰痛の原因として「猫背だから姿勢が悪くて腰が痛くなる」と考えている方が非常に多い。だから腰痛の方のほとんどが「猫背にならないように背筋を伸ばした良い姿勢を意識」している。
もう一度言います。
腰痛の方のほとんどが猫背にならないように背筋を伸ばした良い姿勢を意識しています。
ということは、その背筋を伸ばした姿勢が腰痛を悪化させていると考えられませんか?
良い姿勢を意識して腰痛が悪化する理由
良い姿勢を意識すると、背筋を伸ばして骨盤を起こすような姿勢になりますが、この姿勢は常に意識していないとできないはずで、意識が抜けると猫背のような姿勢になってしまうはずです。
なぜ意識してないとできないか?この姿勢を維持するために、背中と腰の筋肉に力を入れてなければいけないから。
常に背中と腰の筋肉に力を入れ続けているとどうなるか?筋肉は疲れて、硬く緊張してしまいます。
だから腰痛が悪化する。
腰痛を悪化させる姿勢が癖になっているかチェック法
仰向けで横になった場合、腰とベッドの間に隙間ができる方は姿勢が良すぎる可能性があります。
もう1つチェックして欲しいのが、座った姿勢で上半身を動かさないようにしたまま、腰のカーブを自由に大きくできるかどうか。骨盤を起こしたり、大きく傾けることができるかということです。
姿勢が良すぎる方はこの動きに制限があり、骨盤を傾ける動きができなくなっている場合が多いです。
腰痛を悪化させる姿勢は腰が反った姿勢
一般的に言われる良い姿勢とは、胸を張って、背筋を伸ばした背中から、腰までがまっすぐになる姿勢です。
この姿勢を意識すると腰が上の絵のように反った状態になります。
猫背になると腰に悪いからと常にこの姿勢を心掛けている「意識の高い方」ほど腰が反った状態で固まってしまい、骨盤を後ろに傾けることができなくなってしまっています。
こうなってしまうと常に腰の筋肉が力んだ状態になってしまうので、筋肉が硬く緊張して痛みが出やすくなってしまいます。
良い姿勢をやめれば腰痛が悪化しなくなる
この姿勢をすることで腰の筋肉を緊張させているのだから、この姿勢をやめればいい。そのためには、この姿勢が実は腰痛を悪化させていたということ、良い姿勢をすることのメリットは、見た目に良いことだけ。という事実をしっかり理解すること。
「女性自身」神の手治療院11院に甲信越地方から唯一選ばれ、掲載されました。