徐々に悪化していく変形性膝関節症
自分でできる対策とは
変形性膝関節症とは?
特徴的な症状
いわゆる「加齢による膝痛」で中年以降に膝の痛みを訴える方に多い疾患です。
症状は始めは立ち座り、歩き始め、階段の上り下り、正座をすると気になる程度の症状から徐々に進行していき、悪化すると普通に歩いていても痛い、階段は一段づつじゃないと上り下りできない、しゃがむことも、正座をすることも痛くてできなくなってしまいます。
外見上の特徴
変形性という名前の通り、膝関節がO脚に変形していき、膝が伸ばせなくなってしまいます。
突発的に膝に水が溜まるという、膝が大きく腫れることも見られます。
一般的に指導される対処法
①体重を落としましょう
膝関節の軟骨が擦り減って変形していくため、膝関節にかかる負担を減らすことで、痛みの軽減、変形の進行を抑えるということを目的に指導されます。
②太ももの筋力をつけましょう
太ももの筋肉で膝関節にかかる体重を支えることで、関節の負担を軽くしましょうという考え方です。
自分でできる対処法
①痛いと分かっている動作は避ける
この動作をすると痛いと分かっていることはできるだけやらないようにしましょう。
痛みを感じる動作をすると良くない理由は、痛みを感じるということは、その部位に負担をかけてしまうということです。この積み重ねが膝関節ますます悪化させて今います。
②痛みを我慢して歩かない
歩いている際に膝関節に痛みを感じる場合は、ウォーキングはやめましょう。
①の理由と同じです。痛みを我慢して歩くと、痛みをごまかすためにかばって歩くようになります。このかばった歩き方は痛みが出ないようにするために本能的にしてしまう行動です。しかし、この動作が長期間続いてしまうと痛みのない側に負担がかかるだけでなく、痛い側の膝関節にも実は負担がかかってしまいます。
まとめ
・痛みを感じるということはその部位にストレスがかかっているということです。ストレスをかけ続けてしまうと痛みは悪化してしまうので、痛い動作は避けるようにしましょう。