変形性膝関節症は段階を経て悪化します
変形性膝関節症は歩く際に痛みを感じ、最悪の場合は歩くことが困難になってしまうこともあります。
また、膝の痛みがあると関節の変形、運動量の低下、日常生活にも支障が出てきますので痛みを改善することが治療のポイントになります。
その変形性膝関節症の進行による特徴をお伝えします。
変形性膝関節症の進行度
変形性膝関節症は進行度によって初期から末期までの5段階に分類されますが、基本的な治療方針は痛みを悪化させている要因を除外していくことです。
初期の段階では膝の違和感を感じることから始まります。特に朝起きて歩き始めた時に感じることが多いです。
また、立ち上がり、階段の上り下り、正座をすると痛みを感じることが多く見られます。
やがて痛みをはっきり自覚するようになり、膝が曲がりきらなかったり、伸びきらなかったりするようになります。正座やしゃがむこともできなくなっていきます。
末期になると日常生活全般に支障が出るほどの痛みになり、外出することも控えるようになってしまいます。活動範囲が狭くなることと、膝の痛みでストレスが溜まり、うつ状態になってしまう方もいます。
また、末期にまで進行してしまうと、変形の進行により、O脚も目立つようになります。
日常生活で注意すること
できるだけ膝に痛みを感じるような負担をかけない工夫や生活習慣を身につけることが必要です。
そして膝の痛みを心配して安静にしてしまう方がいますが、よほど痛みが強くない限りは安静にする必要はありません。できるだけ普通に生活することが大切です。
また、ズキズキ痛むような強い痛みがある場合の除いて、膝を冷やしてはいけません。普段から冷やさないようにし、お風呂で温めることを意識することも大切です。
・階段では手すりを利用しましょう
・靴はそこが平らで低く、柔らかく、軽いものを選びましょう
・正座を避けましょう
・太ももの筋トレはやめましょう
まとめ
・変形性膝関節症と診断されたら膝が痛くなる動作は避けるようにしましょう
・多少の痛みでは安静にせず普通に生活しましょう