「股関節が硬くなってあぐらができない」
「足が上がらなくなったから靴下を履くのが大変」
「足を開こうとすると痛くて開けない」
変形性股関節症と診断された方や、股関節に痛みがあると股関節が動かせなくなっていく(可動域が狭くなる)ケースが多いです。
股関節の可動域が狭くなると指導されるのが【ストレッチ】なので皆さん取り組んでいらっしゃいます。
しかし、ストレッチでは股関節の可動域を改善させるための問題解決にはなりません。
それは、硬くなっているという結果に対して、ストレッチで柔軟にしましょうという対症療法だからです。
硬くさせてしまった原因をそのままにしていたら可動域がどんどん狭くなってしまう。
この記事はストレッチをやってるのに、股関節の可動域が狭くなって足が動かせなくなっているという変形性股関節症のあなたのために書きました。
股関節の可動域が狭くなるのは変形が原因ではない
股関節が変形しているから可動域が狭くなると考えている方がいらっしゃいますが、変形とは直接は関係がありません。
もし変形して可動域が狭くなるなら、ストレッチをしても効果がないはず。ストレッチをしても変形は変わらないから。
ストレッチが効果があるということは、変形とは関係ない筋肉の柔軟性が改善するからということ。
可動域を狭くするのは筋肉が硬くなることが原因
可動域に直接影響を与えているのは、筋肉の柔軟性です。
股関節周りの硬くなっている筋肉をストレッチをして伸ばすことで、筋肉が柔らかくなるから、一時的には股関節が動かしやすくなります。
「筋肉が硬くなると可動域が狭くなるからストレッチで対策する」
しかし、これだけでは可動域の悪化は防ぐことができません。
何で股関節周りの筋肉が硬くなるの?
股関節の筋肉が硬くなるということは、硬くなる原因がある。
この原因を放ったらかしだったら、
筋肉硬い→ストレッチ→また硬くなる→ストレッチ→また硬くなる・・・
ずっとこの繰り返し。
「何で筋肉が硬くなるの?」
硬くなる理由を聞いたことがありますか?
筋肉を硬くさせることを自分でやっている
筋肉が硬くなるには条件があります。
1、動かない
2、負担がかかり続ける
3、冷える
この中の1、動かないと2、負担がかかり続けることを本人が気づかないうちにしてしまっていることが、股関節の可動域を悪化させてしまう原因です。
股関節周りの筋肉を動かさない、負担をかけ続けることをしてしまっているからこれを改善しないで、ストレッチを頑張ってもすぐに硬くなってしまう。
これが股関節の可動域を悪化させてしまう原因だから、ストレッチを頑張るだけでは、問題解決にはならないということです。