痛み止めの注射をやったのになぜ効かない?
効果のある人と効果のない人がいる
腰痛で整形外科に行き、検査の結果ヘルニアと診断された。
原因が分かった場所に痛み止めのブロック注射をしてもらうが効果がない。
3回は試してみたが、あまり効果を感じられずに、痛み止めの飲み薬で我慢する。
なぜブロック注射が効かない?
・先生の注射が下手だから?
・ブロック注射が効かないほど重症の腰痛だから?
確かにそれもあるかもしれませんが・・・。
しかし、ほとんどの場合は
「注射をした場所が痛みの原因じゃないから」
だから注射をしても痛みが変わらないのです。
ヘルニアがあっても、脊柱管狭窄症でも背骨と背骨の間隔が狭くなっていても、痛みの原因は腰以外の場所にあることがほとんどです。
専門用語になりますが「関連痛』
これは痛みの原因になる場所から痛みが離れた場所に波及することを言います。
例えば、頭が痛くても脳に原因があることはほぼないですよね?
冷たいものを食べるとキーンとする感じ
このように腰の痛みもヘルニアが原因で起きているわけではなく、他の部位からの関連痛が起きているということです。
検査をしたらたまたまヘルニアが映っただけであって、そこが痛みの原因ではないということです。
どこに痛みの原因があるのか
もちろん痛みの原因は人それぞれですが、腹部であったり、臀部であったり、太ももであったりということが多いです。
これが分からないまま腰をマッサージしたり、電気をかけたり、注射をしてもあてずっぽうの治療では効果は得られません。
当院では痛みの原因、また、なぜそこに原因を作ってしまったのかを明確にすることを重要視しています。
まとめ
・ヘルニアが見つかっても痛みの原因はそこではない場合も多い
・原因が分からないままの治療では効果は得られない
・当院はなぜ痛みの原因を作ってしまったのかを生活習慣、体のくせからも考えていきます。