ギックリ腰は安静にしていては治りません。長引かせないようにする方法
ジッと安静にしていてはだめ
ギックリ腰になったら横になって安静にするというのが一般的な考え方です。
なるべく動かないように、ジッとしていれば、痛みは出ないし、徐々に痛みは収まってくるようになります。
しかし、ギックリ腰になっている際の腰の筋肉の状態は
・ピーンと伸びて張っている状態
・筋肉が断裂している状態
この2つが起きていることが考えられます。
この状態で安静を続けてしまうと、腰の筋肉が伸びたままの状態が改善されず、痛みが慢性化してしまいます。
そうなると、痛みが収まってきても
「何となく腰が重だるくて、また再発しそう・・・」
と感じるようになってしまいます。
そうなると、ますます腰を動かさないようにしてしまうので、不安感がいつまでたっても無くならなくなってしまいます。
「ギックリ腰がクセになる」
というのはそのためです。
ギックリ腰は動かせる動作から動かした方が早く治り、その後の再発も気にならなくなります。
なぜ、ギックリ腰になったのか
ギックリ腰は重たいものを持つからなるわけではありません。
仕事でも普段の生活でも、同じ動作を繰り返すことが多くなります。つまり、同じ動作で作業をすることが多くなります。
そうすると、動くことが少なくなります。
これにより、動けない体になり、ちょっとした動作でギックリ腰になってしまうということです。
ギックリ腰の治し方
①痛みの少ない姿勢を探す・・・座ったままなのか、横向きなのか、仰向けなのか、う つ伏せなのか、向きとその際の足の位置でも楽な姿 勢が変わってきますので、まずはこれを探します。
②保冷剤で冷やす・・・実際に保冷剤を当ててみて、楽な感じ、良さそうな感じがする か、逆に嫌な感じがするか、やってみて良さそうな感じで冷や します。
(1回に10分冷やし、1時間間を空け、再度冷やすを繰り返すやり方ががいいです)
③体を動かす・・・無理のない範囲で、ゆっくり大きく動かしていく。
・足首に意識を向け、つま先の上げ下げを繰り返す
・腕、肩を片方づつ、ゆっくりバンザイのように動かす
・歩けるようなら歩く
まとめ
・ギックリ腰は生活習慣の積み重ねで起こります。
・生活習慣(体の使い方の習慣)を見直すことがギックリ腰を繰り返さないために必要なこと
・安静ではなく、動かせるところを動かしていく