天気の変わり目に頭痛や肩こりがひどくなるメカニズムを解説します
天気の変化で起こる頭痛の種類
「雨が降る前や台風が来る前に頭痛がひどくなります」
との話を聞くことがあります。そのメカニズムについて考えていきます。
・緊張性頭痛
・偏頭痛
・群発性頭痛
緊張性頭痛
首、肩こりがひどくなると出ることが多く、頭を締め付けられるような痛みが特徴です。
また精神的なストレスも筋肉、血管の緊張を高めるため、緊張性頭痛を誘発します。
偏頭痛
ズキズキと脈打つように痛いのが特徴です。
顔や頭の感覚神経が炎症を起こしている、血管が広がりすぎていることが原因とも考えられていますが、はっきりした原因は分かっていません。
群発性頭痛
片側の目の奥に痛みを感じる頭痛です。
痛みが出る前に前触れが出ることが特徴です。
なぜ天気の変化で頭痛になるのか
山登りをした際にポテトチップを持っていくと、袋がパンパンに広がるということが起こります。
これは、空気の密度の薄い山頂(気圧が低い)では袋の中の空気が外の空気の方に行こうとするのでパンパンになるそうです。
これと同じことが身体の中でも起こっているということです。
関節の周りにある関節包という袋に包まれているし、お腹も袋、頭蓋骨、骨盤も袋ですね。
この袋状になっている部位が天気の変化でパンパンに広がれば頭痛だけでなく、関節痛も出てきそうですね。
天気の変化で悪化する人としない人
気圧の変化で身体の袋状の部分が広がるとはいえ、全員が症状が悪化するわけではないですね。なんともない人もいます。
この違いは、症状が悪化する人は元々の身体のゆがみが強いために、気圧の変化によって関節のゆがみが強くなった結果、筋肉の緊張が強くなることだと考えています。
まとめ
・気圧の変化によって身体の袋状の部分が広がることの変化で症状が悪化する人がいる
・緊張型頭痛、偏頭痛、群発性頭痛
・これを解決するには、身体のゆがみ、筋肉の緊張を改善すること