歩くとお尻の中が痛い。腰は痛くないんだけどこれって何?
両側のお尻の膨らみの中が痛いんです
40代 女性
以前から腰痛があり、脊柱管狭窄症との診断を受けていたそうですが、今回の検査の結果では、
「分離すべり症」
との診断で痛み止めと湿布を処方され、リハビリに通って下さいとのこと。言われた通り週2回、リハビリに通ったが特に説明もなく、改善もしなかったため行くのをやめた。
その後、近所の整骨院に通ってみるが、流れ作業のように電気とマッサージをするだけで、良くなりそうな感じもしなかったため、知人の勧めで当院にいらっしゃいました。
どんな時にお尻が痛むのか?
・掃除機をかけると痛くなる
・階段の上り下り
・歩くとお尻から太ももの裏が痛くなる
痛みの原因は?
痛みが出ていたのはお尻の深部にある梨状筋のため病名でいうと
「梨状筋症候群」
が考えられました。
しかし根本的な原因を考えるのであれば、注目するのは痛みの出ている梨状筋ではなく、なぜ梨状筋に痛みが出ていたのか?
この原因は骨盤のゆがみ、骨盤が前傾している状態でした。
腹部の筋肉が緊張しているために、骨盤を前傾させ、その傾きのためにお尻の梨状筋が常に引き伸ばされている状態だったのです。
なので、施術はお腹の筋肉、骨盤を調整することが目的になります。
施術後、立っていただくと痛みは半減していました。
その後2回来ていただき、自宅では毎日歩くことも続けていただいたことで、1時間歩いても痛みが気にならなくなりました。
まとめ
・お尻が痛くても、根本的な原因は他にある
・急性期を除けば歩くことは必須。安静では良くならない